ロシアによるウクライナ侵攻、冬季北京五輪、参議院選挙、物価高騰、サッカーワールドカップなど様々な出来事があった令和4年。そして、昨年と同様に、政治活動と私生活が共に新型コロナウイルスに翻弄された一年間でした。医療従事者の皆様に心から感謝申し上げます。
そして、もっとも衝撃だったのが安倍晋三元総理の暗殺事件です。事件を知り、何とか一命をとりとめて頂きたいと念じつつ食べたラーメンの味がしなかったこと、夕方の経済団体会合と場となったお店のテレビに安倍元首相死亡の速報テロップが流れたその瞬間のこと、会合の中で聞いた心無い言葉、その夜ひとり、遅くまでお酒を飲んだこと。
断固テロリズムを許さないはずのマスコミが出す加害者に同情するばかりの報道に対する違和感。国葬をめぐる国会でのやりとり。妻と一緒に献花をしたこと。黙々と並んだ長蛇の列、特に20代、30代の若者が多かったこと。4時間近く並んだが、報道にあったデモ行進には全く遭遇しなかったこと。
安倍晋三元総理の功績は、「地球儀を俯瞰する外交」、「集団的自衛権の行使認容」、「アベノミクス」など多数。国論を二分するような課題に果敢に取り組み、そこで確実に結果を残してきました。
政治指導者の暗殺が歴史の転換点であることはままあります。この暗殺事件は歴史年表に載るでしょう。そして、この事件が日本衰退の遠因として後世に語られることは、安倍元総理自身がもっとも望まないことでしょう。
この事件とその後の出来事に対しては、私自身も一人の政治家として大いに感じ入ることがありました。私は自身の立場で精一杯の努力を積み重ねていくことを誓い、故人となられた安倍元総理に心からのご冥福をお祈りいたします。
＜選挙応援＞
参議院選挙（7月）
千葉選挙区の自由民主党公認候補である現職 猪口邦子さんと新人 臼井正一さんの両名が共に好成績で当選を果たされました。私は自由民主党流山市支部内の選対委員長として陣頭指揮をとり、皆様のお力で、流山市においても両名の当選に資するに十分な得票数をあげることができました。特に臼井正一さんは元県議会議員の同僚であり、臼井さんが、ちば自民党青年局長のとき、右腕となる青年部長として私を指名頂き、それからほぼ3年間よくご一緒した間柄であったことから、初当選を我がことのように嬉しく感じました。「政治センス」と「物怖じしない性格」により国政の中で伍していくこと間違いありません。この縁を大切に、これからもしっかりと連携をはかってまいります。
＜議会活動＞
■議会選出の監査委員の職を全う
昨年に滝田敏幸県議と一緒に就任をした議会選出の監査委員ですが、多くの皆さまのおかげで、今年6月に1年間の任期を全うすることができました。県議会開会中を除いて、月に3日ほど千葉県内の様々な出先機関などを監査して廻り、得難い経験を積むことができました。
■決算審査特別委員会委員長
決算審査特別委員会の委員長を拝命しました。10月11月中の6日間にわたり、県庁の部署全てを対象とした決算審査の議事進行役を務め、公正公平かつ円滑な議事進行に努めました。準備や総括も含めるとかなりの日数と時間を取られましたが、議会人として大きな経験になりました。
■政務調査会副会長として
自由民主党千葉県支部連合会の政務調査会副会長として、県政への政策提言にかなりの時間と労力をとられました。主なテーマは「議員発議による条例制定」、「新型コロナウイルス対応」、さらには「知事の政治姿勢」などです。政務調査会長である滝田敏幸県議（印西市選出）、副会長である山本義一県議（八街市選出）、實川 隆県議（山武市・山武郡選出）、小池正昭県議（成田市選出）、そして、私を含めた5名で集まった会議は数えられないほどです。
■県議会登壇
１.令和4年2月定例県議会 予算委員会質疑
質問項目
① 子供を虐待から守る基本計画の進捗状況について
② 小児救命救急センターについて
③ 流山臨時医療施設について
④ チャイルド・デス・レビューについて
⑤ 事業承継支援について
⑥ 県内商工会議所等への支援強化について
⑦ （仮称）三郷流山橋について
⑧ 県道松戸野田線の混雑対策について
⑨ つくばエクスプレス沿線土地区画整理事業（運動公園周辺地区・県立市野谷の森公園）について
以前から私が繰り返し取り上げている項目がほとんどです。
三郷流山橋⑦については平成19年の初当選後、24回目の質問でした。このころはまだ「令和4年度完成（令和5年3月完成）・令和5年春開通」に向けて鋭意工事を進めていくとの答弁を得ていました。
★YouTube動画リンク
「令和4年5月（仮称）三郷流山橋の上部工（じょうぶこう）工事」
児童虐待防止①も繰り返し取り上げているテーマです。児童虐待防止対策プロジェクトチームの座長としてこれからも活発な政策提言をしてまいります。
⑨の県立市野谷の森公園についても令和4年3月末に第一期区域が完成、供用開始となっています。
★YouTube動画リンク「県立市野谷の森公園の第1期区域オープン」
２.令和4年6月定例県議会 自由民主党代表質問
質問項目
① 学校給食費の無償化について
② 新型コロナウイルス感染症対応 ワクチン接種の促進
③ 新型コロナウイルス感染症対応 自宅療養者等への対応
④ ウクライナからの避難民の支援について
⑤ 電力需給ひっ迫問題
⑥ 金属スクラップヤード等への対応について
⑦ 2050年カーボンニュートラルについて
⑧ 農林水産業の振興について
⑨ 県内の幹線道路ネットワークについて
⑩ 教育問題 教員の指導力向上について
⑪ 教育問題 児童生徒の心のケアについて
⑫ 交通安全対策 本年の交通事故について
⑬ 交通安全対策 飲酒運転の根絶について
自由民主党会派を代表しての質問でした。平成29年12月に一度代表質問をしており、まさか2度目がまわってくるとは想像もしておりませんでしたが、2回目となったこの代表質問も私なりに精一杯頑張りました。
給食費無償化①は熊谷知事の選挙公約でしたが、知事就任後の具体的な動きが見えないために追及をしました。知事からは「子どもの多い世帯を対象」に、「年度内には実施できるよう」との踏み込んだ答弁を得ることができ、新聞をはじめ多くのメディアにおいて、このやりとりが取り上げられました。
３.令和4年12月定例県議会 一般質問
質問項目
①（仮称）三郷流山橋について
②つくばエクスプレス沿線の土地区画整理事業について
③つくばエクスプレスの8両化と延伸について
④県道松戸野田線の混雑対策について
⑤児童虐待について
⑥小児救急医療について
⑦介助犬について
⑧県有建物長寿命化計画について
⑨防災対策について
①三郷流山橋については25回目の質問です。従前からの「令和4年度完成（令和5年3月完成）・令和5年春開通」が「令和5年10月頃開通」に延期となりました。埼玉県道路公社が実施する料金所建築工事において、２度の入札不調や資材調達の遅れが原因です。驚くとともに落胆しましたが、どうやっても無理なものは仕方がありません。必ずや令和5年10月頃開通が成し遂げられるように、引き続き強く訴えを続けてまいります。
＜政党活動＞
■ちば自民党青年局相談役として
前青年局長として林幹人青年局長（成田市選出）のサポートをするのが役目ですが、年の前半は新型コロナウイルス感染防止のため、活動の多くが中止を余儀なくされました。9月定例県議会からやっと通常活動を再開しています。これからも党務の最前線にて、活発な活動を期待します。
そして、私は、令和5年3月をもって、16年間にわたる自民党青年局から卒業します。実に感慨深く、多くの学びを得た16年間でした。
■自由民主党流山市支部の支部長として
5月定期総会こそ開催できましたが、「新春の集い」や「納涼の夕べ」などの恒例行事は中止せざるを得ませんでした。前述のとおり、自由民主党流山市支部の支部長として、本年の参議院選挙を全力応援しました。
＜地元活動、後援会活動＞
■今年も、昨年同様、ほとんどのお祭りなどのイベントが中止となり、市民の皆様とお会いする機会がないことに、とても不安を感じる1年となってしまいました。
■「正光会（せいこうかい）たけだ正光を支援する経済人の会」と「下総走武会（しもうさそうぶかい）」という選挙区横断型の2つの後援会については、ほぼ通常活動を再開しました。また地区後援会の立ち上げも順調に進んでおります。
■地元の皆様からの様々な種類の要望を常に20件以上承っております。相談していただきやすい雰囲気づくりを普段より心掛けており、要望者の意に沿うべく最大限の努力を続けていく所存でおります。
＜家族、趣味＞
■10歳の息子と6歳の娘を溺愛しています。引き続き、存分の愛情を注いでまいります。なにしろ妻に感謝です。
■読書 映画鑑賞 音楽鑑賞
今年からをインスタグラムにて趣味に関する投稿をしています。ぜひご覧ください。
https://www.instagram.com/takedamasamitsu/
今年も沢山の本を読みました。小説については吉村昭という作家の作品を多く読みました。
映画は専らネットフリックスとアマゾンプライムが中心になっています。「シン・ウルトラマン」だけは息子と一緒に映画館で観ました。
私の人生は音楽とともにあります。古いロックを中心に毎日何かしらの楽曲を聴いています。4月と9月に音楽業界で働く八木中学校同級生の担当アーティストである君島大空のライブに行きました。11月にはガンズ・アンド・ローゼズという往年のハードロックバンドのライブに八木中学校同級生3人で行ってきました。
＜最後に＞
来年4月は千葉県議会議員選挙です。5期目を目指して精一杯の活動をしてまいります。
流山市の人口増加により、流山選挙区の県議会議員の定員が2名から3名に増えました。それにより保守分裂必至の選挙となります。とにかく相手が誰であろうと、自分は自分のやるべきことをしっかりと積み重ねてまいりたい。持てる全ての力を総動員して戦いに臨みたい。私の「4期16年間の活動成果」と「これから」について、精一杯の訴えをしてまいる所存です。
私は政治の力で世の中は良くできると信じています。
私はもっと働けます。
私はもっと成果をあげることができます。
どうかご注目とご支援をよろしくお願いいたします。
一年間大変お世話になりました。来年も何卒よろしくお願い申し上げます。皆様良いお年をお迎えください。
千葉県議会議員 武田正光